2006年1月から急にはまった『ノエイン もうひとりの君へ』。
     熱が冷めるのは果たしていつなのか。
     『ノエイン』で咆えさせていただきます。

     このページには第15話〜第20話まで。
     第21話からはこちらにあります。


  










第20話 『モウイチド』。

リリが出てくるとは思わなかったよ。


■アトリ、記憶が戻ったら、あの前髪もつるーんと元通りになったね。
あの凶悪顔。懐かしい。
記憶が戻っても、優しさは残ってるっぽいね。
イイ感じに統合されたってふうなのかな?? さすがアトリ。


■消えていくユウ。それを抱きしめるハルカ。
もちろん意図的なのだろうけど、あの角度からだとキスをしているように見えます。
「おひめさまはおうじさまのくちづけでめをさましました」
という童話がありましたよね。
『ノエイン』って、こういう展開好きなのかな。それともそのほうが視聴者の心に訴えやすいのかな。
吹き抜ける風とともにユウが姿を現すシーンは、いい演出だわ。そうかー、ふむふむ。勉強になるな。


■クイナにお姫さま抱っこされるハルカ。
今回カラスってば、優先順位がどんどん後まわしじゃないですか。

      1. ユウ
      2. クイナ
      3. やっとカラス

ユウならまだしも、クイナにハルカを奪われるのって怒れるよねー。
と思ったのに、あんまり怒ってない気がする。
ってことは、やはりカラスがライバル視しているのは、ユウのみ! ユウだけ! ってことなのね。


■アマミクが言っていたラクリマの意味。
まだしっかりと理解しきれてないんだけど、攻殻2nd GIGラストで少佐とクゼのやりとりにあった、「電脳空間へ記憶とゴーストを転送して生き延びる」みたいなことを思い出した。


■クイナの言ってる理想論。なーんか、たんに現実逃避なんじゃないの?
世界がどんなに苦しくても、そこで生きていくしかないんだもん。
そう感じるのは、わたしが戦争もない世界で命の危険にさらされることなく生きているからかもしれませんが……。
まあ世の中、正論だけではやっていけないんだけどね。
というか、きっとクイナはコサギたんが自分のことを想ってくれるなら、それで充分なんだろうね、どんな世界であっても。くはは。


■怖っ! 遊撃艇。
大地を掘り返して地下に侵入するさまって、あの動きって、 ――― タ、タチコマ……??
すごい顔をして襲いかかってたくせに、あっさりカラスに操縦されてたね。しかも、遊撃艇の中枢部分に洗濯物干してあったよ。遊撃艇って、誰かのお家なの?
なんか意外性があってかわいい。


■最近、ユウハル色が強く感じられるのですが、やっぱりカラハルも健在。 ――― かと思ったのに……。
カラスの腕を振り切ってユウへと飛び込むハルカ。
カラハリストとしては、切なすぎですよ。
カラスよりもユウのことを心配して、でもいざというときはカラスを頼ってて、なのに結局ユウを守ろうと危険を顧みない行動を起こす。
あああ、空の中でカラスに抱きしめられてるハルカの姿でこんなにもほっとするなんて。
そりゃ、ユウの15年後がカラスなんだし。ハルカはユウを助けるためにシャングリラに挑んだんだし。
そ、そうよ。ハルカはユウだからじゃなくて、人助けとしてシャングリラに行ったのよ。だってだって、ましてやユウは一応友人なんだし。
……というのは、すごく苦しい言い訳ですな。


■ユウが生きてることを観測しなければならないと言われたハルカ。
あのぅ、でも、逆算固定されるときにユウがおとなしくしてたら、今回の騒ぎはなかったのではないのか??
というか、ラクリマに転送した時点でハルカは生きているユウを観測してるから、ユウが生きてて死んでる状態ってのは、起こりえないのでは??
と思うわたしは、ひねくれ者……。



明らかに、エンディングへと向かっていく展開。
アマミクのあまりの綺麗さに、彼女とフクロウの話も書いてみたいなあと思ってしまいました。
15年後のカラハルも。

2006/3/3

ごあんない





第19話 『オモイデ』。

自分が子供の頃の映像が残ってるって、いまではきっと当たり前なんだろうけど、わたしの世代(……。)ではあんまりないんじゃないかな。
でも、きっと映像が残ってても、恥ずかしくて見れないと思います。
ハルカは普通に見てたけど……、そういうものなのかな。


■コサギたんがアトリへの攻撃が外れたことを彼のせいにしてたけど、
「たんに狙いが外れてただけなのでは?」
と思ったのはわたしだけではないハズ。
あんなにも思いっきり手加減なしにアトリをいじめなくてもいいじゃないの。
にしても、コサギたん、まっすぐでいいねえ。何と言いますか……まるで小学生のような拗ねっぷり。憎めないのは何故? どんどん気に入ってしまうのはどうしてでしょう?


■篠原さん。気持ちいいくらいの悪役っぷり。
きっと彼の顔がもっとかっこよかったら、ピカレスクとして別角度で『ノエイン』が描かれるんだろうな。
いやいや、あの顔でもなかなかいけるかもよ? とか?
でもその場合、きっとお笑いになっちゃうのかな。かっこよくきめようとしても、きまらない〜、って。
この作品、キライになるキャラがいないのが不思議なんです。第一印象が「え〜!?」というキャラでも、観ていくとお気に入りになっちゃうんですよね。何故なんでしょう?


■クイナ、口をほとんど動かさずに喋るようになってしまったね。攻殻のクゼみたい。声も同じ小山さんだし。このまま全身義体まっしぐらですか? どうせなら、造顔作家にクゼみたいに美男子にしてもらったらどうでしょう?
でもクイナって、やることなすこと空まわりしている感じで、なんだか同情してしまいます。
頑張れ、クイナ!


■アトリ復活!
やっぱり、戻ってたんだね……。
純真アトリのときは凶悪アトリが(ちょっと)恋しくて、凶悪アトリになっちゃうと純真アトリが恋しくなるのは、わたしが天邪鬼だから??
でもなんかコサギたんに蹴られて「うけけけけ」って凶悪アトリ顔になった彼とか、ハルカへの逆算固定時に「やべえよ」って言う姿とか、ずいぶん昔にやってたドラマ、『ヤヌスの鏡』を思い出します。「ひろみ!(←って名前だったっけ?)」っておばあちゃんにぴしぴし叩かれてたアレ。きっと判るひと、いないだろうなあ……。


■郡山さんの過去だったんだね。刺されたのって。ちょっとほっとしたよ。でも、彼は壮絶な過去を経ていたんだ……。
今回の郡山さん、かっこよかった。
オヤジといい、あの無精ヒゲといい、惚れてしまうよ。
しかし郡山さんの声を何度聞いても、ケロロくんのナレーションに思えてなりません……。


■カラス、コサギたんと逢引き中か? と思ったら、やっぱりハルカ目指してまっしぐら。
コサギたん、胸(お腹?)押さえて苦しそうだったのに……。カラス、あんたひととしてそれはひどいんじゃない? ねえ?
今回、カラハルがほとんどというか全然なかったので、カラハリストとしてはつまんなーい。きっとカラスもハルカとからめてなかったからつまんなかったのかな。


■ユウ。ハルカのあからさまな嘘を見抜こうよ。
イサミだけじゃなくて、ユウにも言ってやってよ、アイ。
「あんたも鈍い」
って。
まあ、ユウの15年後の姿がアレなので、鈍いのも当然といえば当然だけど。
「いなくなったひとを忘れるのはしかたないよ」って言ってたけど、なーんか、普段鈍いくせにこういうときに限って言葉が重たい……。真実をついてるからこそ、考えさせられます。


■逆算固定されるハルカたち。
どさくさにまぎれてハルカに抱きつくユウと、それに嫉妬してる(とも見える)カラスもいろいろありますが。それよりも。
ちょっとー待ったー!! イサミくん、あんた!
アイの背中に隠れてるってどゆこと? んん?
そりゃあ、いっつも「ありえね〜」って及び腰野郎でしたがね、第1話から怖がりさんでしたけどね、アイの後ろって……あんた……。
それでもキミはフクロウなんですよ? フクロウですよ?
うーむ、彼の転機はいつだったんだろう?
で、で!
予告でユウと向かい合ってたのって……フクロウ!?


■話の流れもラストに向かっていますね。
ぐいぐいと強い力で流されている気がします。
終わって欲しくないな。もっと続いて欲しいな。



『ノエイン』、あと1/5しか残ってないんですよね。
いまはいろいろとあるノエインサイトさんも、『ノエイン』終了後にどんどんなくなっていくのかなあ。
でも、同じ赤根監督の『天空のエスカフローネ』も全26話。10年前の1996年の作品。エスカのサイトさんがちゃんと現在も運営されていることを考えれば、放送終了しても、あまり嘆くことはないんですよね……?
と、信じたいです。

2006/2/23

ごあんない





第18話 『ワルイユメ』。

遊撃艇登場。あの不気味さはいい感じで好きです。
『ノエイン』は、オブジェのデザインが独特の味があってお気に入りなんです。



■遊撃艇登場。3機(艇?)あったんですね。しかもデザイン違うし。
遊撃艇を背景に飛ぶ鳥たちの白い姿が、すごく印象的。圧倒されます。
こういった見せ方、非常に勉強になります。侮れない……。



■コサギたん。なーんか急に女の子になっちゃったみたい。普段のアグレッシブでガンガン攻撃しまくるコサギたんとは大違い。
恋する乙女なのね。なにしろあまりの一途さにあのカラスが微笑んだくらいなんだもん。
というか、カラス! コサギたんに微笑んじゃだめよー。キミの笑顔はハルカのためだけにあるんだから!!



■憐れだ。憐れすぎる……、クイナ。好きな女には逃げられ、頼みにして皆まで裏切ったというのに、ノエインには捨てられ……。
「くそう、くそう、くそう!」と、コサギたんが置いてった口紅で八つ当たりする姿。俗っぽくていいよ。でも、カラスに八つ当たりしてるより、コサギたんを取り戻そうと頑張るほうが男らしいのではないのか? たぶん、コサギたんにいろいろアピールしたほうが、いいんじゃないのかな?



■カラスを見つめるハルカの顔。うっわあ、なんて嬉しそうな表情をするんだああ! えいこの!
判っちゃいるけど、ユウの前であんなにハートと花を飛ばしちゃだめじゃーん。でもその相手がカラスだから、ま、いっかー、なんて思ったりしちゃったり。



■アトリ、だめ。すごくイイ。とってもイイ。かわいいよ。もうずっとこのアトリでいてたもれ〜と思ったら、え〜? クレイジーに戻ってしまうの??
だめだよ、せっかく癒しキャラになったんだから。過去を思い出したとしても、カラスにご飯の虫(?)を掠め取られたとか、そのくらいにしておこうよ、ね、アトリ?



■ミホが「金持ちは古いものなんか捨てちゃうわよ」と言ってたが。
それこそnon,non!! だ〜!
わたしの身近にいるお金持ちたち(というか、親戚。でもウチは金持ちではない。)の生活スタイルを見る限り、お金持ちはモノを非常に大事にします。ありえないというレベルで。まあある意味、お金に流されない使い方をしているのでしょうね。



■因果律の侵犯についてトビくんが喋ってたけど、うーん、やはり相変わらず難しい。何年も前に読んだ(かじった?)Newtonレベルの知識を叩き起こして、懸命に理解しようと頑張ってますが……、判りそうで判らない……。



■郡山さんが窓の外の遊撃艇を見やるシーンで、内田ちゃんの肩越しに眺めてるじゃないですか。なんかあれって、「うをう!」と思ってしまったよ。深読みしすぎだったり頭の中が煩悩しまくってるだけなのかもしれないけど、あの感じいい感じ。
でも予告を観ると、郡山さんって……あれって、あれって……。
こ、こ、こ、郡山さん、刺されてるよ……。



■ラストの空でのカラハル。
あ、あのー。状況すっぽかして、ふたりの世界に浸って何やってんのよ? もうね、なんだかね、太刀打ちできないよ。あのカメラワークも。
『お姫さまは王子さまに助けられ、幸せに暮らしましたとさ』というどっかの童話じゃないんですからね!
はああ、でも、「大丈夫か、ハルカ」「うん、大丈夫。ありがとうカラス」。……。ぐはー。のののの。
だ、だ、だれか、このふたりをなんとかして……。ぐったり。
カラハル、幸せすぎる、幸せすぎるよ。もうこのふたりは最強よ。完敗です。




カラハリストはノックアウトされますよ。
もう、抵抗しても無駄です。
あの時空、きっとカラハルが救うんだよ。
もう、それでいいじゃん。

2006/2/15

ごあんない





第17話 『マヨイ』。

今回のメインは、コサギたん?
迷っているのは、どうやら彼女だったようです。


■ク、クイナ〜!!! いきなりな、な、ナニをなさるんですかー!
でも……、コサギ、そんなにすっごく嫌がってないような。そりゃ、最初は戸惑ってたみたいだけど。
今回はすっごくクイナはラブモード入ってましたね。
『ノエイン』は主人公が12歳の若さなので、ラクリマの皆さんで恋愛部門は頑張ってもらいたいです。でもでも、カラハルは崩してもらいたくないな。こればっかりは不可侵で。


■ユウのお母さん、「子供時代はちゃんと遊ばないと」って、アンタ。さんざんユウに勉強しろ、あの子たちとは付き合うなって言ってたの、キミじゃないですかー。
だから、ユウがアリを録画しながら「つまんないな……」ってぼやくはめになるんよ。齢12にして楽しむことを知らないなんて……。
にしても、「母さんひとりじゃ重いもの運べない」から納戸の片付け手伝ってって。彼女の声やってるの田中敦子さんじゃんね。少佐だよ、攻殻の(ついつい、少佐が母親になったらあんなふうな喋りになるのか?? と考えてしまったよ。え? じゃあ、ユウの父親はバトーなのか?)。イサミじゃないけど、その発言、アリエナイって。


■今回のハルカの服、なんかすごく誘ってません?
チラリズムというか、すごくぎりぎりのラインで隠れてないですか?
チラリズムといえば、カラスの前で体操座りをするハルカ。
カラス、内心すっごく焦ってるんじゃない? 「うをを、ハルカ! み、み、見えそうで見えてなくて見えてるぞぉぉぉっ!!」って、冷静な顔をしながら実はどきどきしてたりして。いや、きっとしてる。しているはず。してるって! 27歳、悩みは深いね。


■イサミ、すっごいいい男じゃないですかー。
もう、アイを守るために一生懸命なんだから。たまんないよう。こいつぅ。
ね、タレ目だし。(← わたしはタレ目好き。)
将来絶対、いい男になるよー、って、フクロウだよ。
あの展開にかぶさるようにして、アマミクが思わせぶりに出てきましたよね。同一人物だから当たり前だけど、アイそっくり。
アマミク、綺麗だなあ……。心もすごく綺麗で。アイのああいったまっすぐな心が、アマミクとなっても変わってないんだな。よかった。
ラクリマがこの世界の近似値の未来なら、この世界の未来では、アイとイサミは幸せになって欲しいなあと思います。うん。


■口紅をつけて戦っているコサギたん。
でも、トビくんの、「コサギはカラスを消せないよ。自分に素直になったほうがいいよ」という発言。
え……。コサギって、カ、カ、カラスのこと、好き……だったんですか……?? (わたし、全然気付かなかったよ……。でもそう言われてみれば、そんな感じだったかも。)
じゃあ、クイナは? クイナは……?? (そりゃ、わたしだってクイナよりも断然カラスのほうが好きだけど。)
クイナからもらった口紅を素直につけてたじゃん。
うわーん! 今回の『ノエイン』って、ばりばりの恋愛モノじゃないのよ!!
でも、なんかみんな報われない……あうあう。

■ア・ト・リ。ふふー。今回もかわいい。
前回出てこなかったから、寂しかったよ。相変わらずあの斧パーカは健在だったけど。
アトリ、ずっとあのままがいいな。クレイジーアトリには戻って欲しくないなあ。クレイジーなのもいいんだけど、やっぱりいまのあのキュートなアトリを見ちゃうとね。
うむむ。わたしの中でどんどんアトリの株が上昇しております。
アトリ! アトリ!



■コサギたん。違うとは思うけど、気のせいだろうけど、なんとなく、「……ミホ??」と思ってしまった。
いえ、たんに髪型が似てるなあとそこから思っただけです。はい。
でもそう思ってしまうと、そう思えてしまうから不思議なもんだ。



■次回『ワルイユメ』。
久し振りにノエインが出てきますね。
でも空を落ちるハルカ。
え? え? どうしたの?? もしかしてその直前までカラスと(ふたりきりで)一緒に空中散歩でもしてたとか?
そーかー。で、ノエインが嫉妬して出てきたというわけか。(なのか??)



なんだか急に展開が大きくなっていくような。
ハルカ……。
あああ、わたしの中ではハルカが12歳というのがどうしても悔しいよ。
カラハル書きたいです。どうすればわたし自身納得できた形でカラハルが書けるかが、悩みどころ。
わたしも彼らの近似値の時空を創作してしまえばいいのか??
2006/2/12

ごあんない







第16話 『クリカエシ』。

オイシイ場面が繰り返しでしたよ。
伝説のあのシーンとか、カラハルファンを狂喜乱舞されるシーン満載。
ああ、ふたりはこういうふうだったなあとしみじみうっとり。


■「ハルカはどこにいるんだ」とカラスを見下ろしたときにユウの目。……ちょっと怖い。ハルカがらみだとなりふり構わないテイストは、やっぱりカラスと同一人物なだけあるなあと思ってしまった。
でも、やっぱりカラスのほうが年長者だけあって上手よ。
ユウに詰め寄られたときのあの愕然とした顔。本人は大好きな大好きなハルカを見捨ててしまったんだとショックを受けていたようだけど、見ているこっちはすっごく怖い。ただでさえ怖い顔なのに……。(子供時代は、あんなにもカワイイ顔をしているのに。時の流れって、残酷だわ。)


■未来が過去に影響を受けるってことをトビくんたちが喋ってて、「そんなことあり得るのか?」とぼやいてた郡山さん。
ちょっと待った。トビくんってば未来から来てんのよ? もう既にあんた、影響受けまくりじゃんね。と思ったのは、わたしだけではないハズ。


■カラハルファン殺しですよー!! 今回ってばー!!
と咆えているのも、わたしだけではないはず。
だって、だって、思わせぶりなふたりのそういうシーンばかりが濃縮されてるし。ええい、もっとひっつけー!
にしても、イスカに捕らえられてたハルカを助けるためにイスカを攻撃するカラス。
あの憤怒の形相を改めて見ると、「オレのハルカにひっついてんじゃねーッ!!」とジェラシーカラスになってるとしか見えない。
カラス……、もうキミに敵はいないよ……。
(あ、ユウがいるか。)


■ノエインのセリフ、「ヤツのことは忘れればいい」って。
ねえねえ、もしかしてハルカを口説いてる?? だってノエイン=カラス=ユウなわけなんでしょ?
なによー。3つの時空に存在する同一人物が、ひとつの時空のハルカを口説き落とすっていう作品なんですかー??
ううう、羨ましい、ハルカちゃん……。あなたのそのモテっぷりを少し分けていただきたいわよ。


■篠原さん、第1話の幕間のシーンで、出てきましたね。
このひとの性格の悪さ、潔くってお気に入りだったりします。もちろん、彼のモデルとなったあのヒトがお気に入りというわけではないんですがね。
でも、篠原さんが出てくると、なんか気持ちがスカッとします。


■やっぱりカラスはイイですよね〜。
ハルカの家の庭で空を見上げて喋るカラスの喉に注目!
そうです。喉仏が動いてるんです、言葉に合わせて。
うわ〜ん! カラスってば最高! なんか、オトナのオトコだわ。
惚れてしまいそうよ。
ま、カラスはハルカのものだけどね。


■通る道は違っても、結局ハルカはもとの時空に辿り着くんだね。
未来は選び取ることができる。そう言われているような気がした。
といえば聞こえはいいが、結局のところ、カラハルなんよ。
ハルカはカラスを探し出すのよ。という気がしてならないのでありました。
ラストの見詰めあうふたり。
誰もふたりの間に入れないよ……。


最近、道でカラスを見かけると「あ……」となってしまいます。ニヤリとしてしまうのを、懸命にこらえてます。
たぶん、この作品のおかげで、世の中のカラスたちはごく一部の人間にとって株が上がったのではないでしょうか。
とついつい思ってしまいました。
2006/2/4

ごあんない












第15話 『シャングリラ』。

今回サブタイトルが、『シャングリラ』だけありますね。

■アトリの着てるパーカーの背中。
あれ……何故斧?
あんなにもかわいらしい顔になっちゃって、それなのに、背中に斧。
雪絵ちゃんのセンス? 斧がデザインされたパーカーなんてアトリにはまりすぎ。
いえ、どうせなら、背中に刺さってるデザインだともっと面白かったかも。
お菓子の食べ方も、すっごいかわいい。ぽろぽろこぼしちゃってね。
なんだかすっごくピュアになっちゃったのね。

■今回、きゃあと思ったのは幾つかあるんですけど、トビくんがカラスに言った、
「カラスがハルカを見つけてハルカは存在し、ハルカがカラスを見つけてカラスは存在する」
という言葉が、もう、ドキドキです。
誰でもない、カラスがハルカを、ハルカがカラスを存在させてるんです。
もう、トビくんってばしっかり判ってるんじゃないですか!
きゃっほう!
トビくん最高!

■そしてそしてぞっとしたこと。
たぶんこれは他のみんなも感じたと思うんですけど、ハルカが部屋でカードゲームをしていたときに現れた、あの海老みたいなヤツ。
そこから覗くノエインの目!!
むっちゃ怖いって!
あの目を見たアトリが、以前の凶悪アトリになっちゃうかと思ったよ。
でもあのプランクトンみたいな半透明の海老もどき。
馬みたいに騎乗できそう。きっと、空も飛べるかも。(ついでに時空も。)
庭に一匹(?)だけぽよよんと浮かんでいた海老(仮名)は、なんだかすごくかわいい。ハルカやカラスには悪いけど、憎めない。

■ノエインって、思ったけど、FFシリーズに出てきたゴースト(って名前だったかな??)に似てる……。懐かし〜。

■カラスの脳裏をよぎった、ラクリマでの水槽ハルカ。
あれって、子供ハルカ??
大人には、……見えなかったんだけど。(気のせい??)
すがりついてるカラスは、27歳カラスっぽかった。
切ないですよ! ああぁ、そんな悲しい顔しないで!
でも、ということは、カラスくん……。
わたし、ラクリマでハルカとカラスはそれなりに幸せな時間を過ごしていたと思ってたんだけど、思ってたんだけど……。
カラスって、そんな昔からハルカを失ってたの?
そんなの悲しすぎますよ……。

■今回は見所がいっぱいでした。
30分とは思えないくらい、満載でしたよ。書ききれない。
次回のサブタイトルは「クリカエシ」。
もうひとつの選択を選んだ、時空のお話なのでしょうか。
でも、どの時空を選んでも、ハルカとカラスの絆の深さは、変えられないんだろうな。(と、願いたい。)

2006/1/25

ごあんない